成鳥用のケージって、たくさんあって目移りしますよね。
形や大きさだけにとどまらず素材とか、ちょっとした機能の違いなどもあって、どうやって選べばいいのか困る人も居そうなので、一例として参考になればと思います。(今回、画像をつけようとすると、メーカさんのホームページの引用になり、色々と権利関係がありそうなのであえての本文画像なしです)
あらためて、amazonや楽天市場等のネットショップで小鳥用のケージを探してみると、サンコー、ホーエイ、マルカン、あたりのメーカーさんが目につきます。
メーカーから先に決めてもよかったのですが、前提条件として形状はスクエア形(オーソドックスな直方体)とだけ先に決めました。サイズは文鳥の1羽飼いに最低限必要とされる幅・奥行きがともに30cm以上、高さが40cm以上としました。
(中で羽ばたいても問題がない大きさとして、これくらいは必要とされています)
細かい条件を決めよう
スクエア形だけでは選択肢が多いので、もう少し条件をいくつかつけてみます。
- ケージ内レイアウトを狭めない → 全周がワイヤーのタイプ
- 文鳥の出入りがしやすい → 正面扉は手前に開くタイプ
- 外付け型の水浴び器が使える → サブの扉のサイズに注意
ケージ内レイアウトを狭めない
サンコー製のイージーホームクリアバードのように一部がアクリル製のものは冬期の保温に有利ですが、アクリルパネルの面には汎用のパーチ(とまり木)をつけることができないという課題もあります。(他にも壁に飛びつく行動をするので、全面ワイヤーのほうが変なところに爪がひっかかるというようなリスク回避の側面もあります)
保温性の課題についてはスペースを取りますが、全体を温室みたいに囲うことで解決できるので『全周がワイヤーのタイプ』を条件としました。
文鳥の出入りがしやすい
文鳥に限らず、慣れた手乗りの子は扉を開けておくと放鳥時は自らケージから出てきます。この時、開けたままにした扉が勝手に閉まる事故が怖いので出入りの扉は手前に開くようなタイプを条件にしました。(一般的な上下にスライドするタイプは固定が甘いと意図せず閉まるということがあります)
なお、出入り用に天井が開くようなタイプもありますが、そこを必須条件とはしませんでした。
外付け型の水浴び器
(個体差はあるものの)文鳥に水浴びは必須ともいえますが、水浴び器は結構な大きさなのでケージ内に入れると存在感を示します。私が10代のころに飼っていた時には小判型の陶器製しかありませんでしたが、今は外付け型が製品化されており、この使用は必須と考えていました。
というのもメインの飼育環境は仕事部屋であり、先住モルモットのケージも置くとスペース的に限られることもあり、あまり大きなケージは置けないという飼い主側の事情があります。しかし『できるだけ快適に過ごしてほしい』という希望とこちらの住宅事情の両方をかなえてくれるアイテムとして外付け型はぴったりです。
また、外付け型は鳥の出入り口以外の全面を覆うような形状なので水の飛散を最小限にしてくれる、という点もポイントになります。
水浴び器を先に決めよう
必須である水浴び器を先に決定して、それに合うケージを探すという順番が合理的ですので、まず、水浴び器を探します。
海外製も含めるといくつか見つかりますが、海外製は急に入手できなくなることもあるので原則、国内メーカ製としました。国内メーカでは、サンコー、スドー、マルカンの3社で取り扱いがあり、マルカンさんのみ球体で他は四角いものになります。
それぞれが適合する扉開口部を各社のホームページから抜粋すると、
サンコー「小鳥の快適バスタイム」
縦)85mm以上、横)60~95mm
スドー「外掛式バードバス」
縦)80mm以上、横)80~110mm
マルカン「小鳥のバスルーム」
縦)60mm以上、横)80~110mm
※スドーさんは公式ホームページには明記なしのため、通販メーカのページからの抜粋になります。
のように、統一はされていないようです。(ケージのほうの扉サイズも統一はされていないので仕方ないのかな?とは思いますが)
私は通販での実勢価格と近所の実店舗での取り扱い(いざという時の入手性)の両面から、サンコーさんのものとしました。
- 価格: 592 円
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水浴び器に合うケージを決めよう
水浴び器を決めた後は、これに合うケージを決めるだけとなります。
しかし、ネット上の情報では肝心の扉サイズが書かれていないメーカもあり、困りました。(普通は購入順序が逆なので、あまり困らないのか?)
当然のことながら、どの水浴び器が使えるなんていう情報も乏しいので、メーカは揃えて、その中から選ぶことにしました。
近所の実店舗で現物を確認したところ、
イージーホームバード35 → ちょっと狭いイメージ(恐らく横幅のせい)
バードケージ30 → これぐらいで十分なサイズ感。
ということで「バードケージ30」に決めました。
ただし、付属の手乗り用パーチは固定が心もとなく恐らく使わないだろうなーという印象でしたので現在も使っていません。(一度、設置してみましたが、やはりしっくりこずにすぐに外してしまいました)